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インプラントがとれる原因と治療方法

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インプラントがとれるトラブルの原因とは

理想の噛み合わせが実現することを期待しインプラントを受けたものの、治療後、数日程度でインプラントがとれるといったトラブルが見られます。あるいは、数ヶ月、数年と問題なく使用していたインプラントが、ある時、突然とれるというケースも報告されています。

ここでは、インプラントがとれる典型的な原因について解説します。

なぜインプラントがとれるのか?想定される典型的な原因

インプラントがとれる原因には、様々なものがあります。以下、想定される各種の原因について詳しく見ていきましょう。

感染

インプラントの治療中、何らかの原因によって患部が細菌に感染した場合、治療数日後~数週間後にインプラントがとれることがあります。

細菌を避けるためには、衛生管理が行き届いた手術室での治療、手術器具の消毒、手術着やマスクの使用、手術前の歯周病の治療、アシスタントによる唾液除去などが適切に行われる必要があります。

ただし、いかに完璧な手術環境を整えていたとしても、インプラント治療において細菌感染を100%回避することは不可能。少しでも感染リスクを抑えるためには、術前や術後における抗生剤の服用が有効となるでしょう。

過剰な力による噛み合わせ

インプラントと骨との癒着が不安定な段階で、インプラントに過剰な力を加えることは避けましょう。癒着までにかかる期間は、上アゴの場合が約3ヶ月、下アゴの場合は約2ヶ月。この間は、過剰な力で噛み合わせをすることのないよう注意してください。

なお、インプラントと骨とがしっかりと癒着した後においても、インプラントに無理な力を加えることは避けるべき。インプラントへの負担が蓄積し、手術から数年後にインプラントがとれてしまうことがあります。

治療時の注水不足

患部への注水不足、または古いドリルの使用等が原因で治療中に骨が過剰な熱を帯びてしまうと、治療から数日でインプラントがとれることがあります。

治療中は十分に注水して骨を冷やすとともに、切れ味の悪いドリルの使用などは避けるようにしなければなりません。

初期固定の不良

骨に埋め込むインプラントの先端の直径は約4mm。それに対し、インプラントを挿入するために開ける骨の穴の直径は約3.5mm。インプラントがしっかりと固定するよう、あえて穴を小さめにします。

ところが経験不足の歯科医師が執刀した場合、骨に開ける穴がズレたり大きくなったりなどし、インプラントの固定がうまくいかないことがあります。この状態を「初期固定の不良」と言い、のちにインプラントがとれてしまう典型的な原因となります。

インプラント周囲炎

インプラント治療自体には問題がなくとも、以後の患者の不適切な口腔ケアが原因で、インプラント周囲炎という症状を起こす場合があります。

インプラント周囲炎とは、インプラントを取り囲むようにして歯周病が進行してしまうこと。インプラントを受けた歯には神経がないため、周囲炎の進行に気付くのが遅れ、結果としてインプラントが落ちてしまうことがあります。

インプラントがとれるトラブルを避けるために

インプラントがとれるというトラブルを避けるために、治療後には患者の方々にも注意すべきことはあります。ただし患者側における注意以前に、経験不足の歯科医師に治療を任せてしまうことだけは避けたいものです。インプラントを検討中の方は、最低でも次の2点を意識してクリニック選びをしていきましょう。

「インプラントの学会資格を持つ医師」に治療を受ける

インプラントは、歯科医師にとって特殊な技術を擁する治療。いかに虫歯治療が得意な評判のドクターでも、インプラントの技術力が高いとは限らないことを理解しましょう。

インプラントに特化した知識と治療実績を持つ歯科医師は、インプラントの学会資格(日本口腔インプラント学会など)を有しています。歯科医院の公式ホームページ等をチェックし、執刀するドクターがインプラントの学会資格を持っているかどうかを確認しておきましょう。

インプラントの症例数が多いクリニックを選ぶ

「インプラントの学会資格」を有していることを確認したら、次に、そのクリニックにおけるインプラント症例数を確認します。

インプラントは職人技。職人技である以上、症例数(経験値)と技術力は比例します。公式ホームページ等に症例数を掲示していない場合には、カウンセリングにてドクターに直接尋ねてみてください。

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