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低侵襲治療が重要な理由

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痛みやダメージを限りなく抑えるインプラント治療の可能性

医療現場の昨今をのぞいてみると、QOLという方針が重要視されているようです。これは“Quality of Life”の頭文字をとったもので、患者さんの身体への負担をできる限り減らすような治療法への取り組みです。

医療行為は低侵襲治療の時代!

歯科治療をはじめとした医療行為は、患者さんを治すために身体に傷をつけたり、痛みを与えることを余儀なくされるという、ある意味での矛盾を抱えています。
麻酔の針を刺す時にチクっと痛みを伴うだけでも、患者さんには負担がかかります。それが、身体にメスを入れたり移植するなどとなれば、負担は計り知れません。

治療に伴う身体への負担や害悪を、医学的な言葉で“侵襲”と呼びます。ですから低侵襲とはその名の通り、患者さんの身体への負担をできるだけ少なくするように努めた治療のことを指します。

こうした流れの中で、医療機器なども最先端の開発が積極的に進められ、以前であれば身体への負担が大きかった治療でも、今ではより少ない負担で確かな治療が可能になったのです。
医療分野で以前は大掛かりな手術が必要だった病気でも、最近では内視鏡による治療が可能になりました。これも低侵襲治療の一例です。

歯科医療分野においても、この低侵襲治療は例外にもれず浸透しています。インプラント埋入技術が格段に進歩したことが大きいでしょう。
またコンピュータガイドを積極的に利用して治療することで、より身体に優しい低侵襲インプラント治療が可能になったのです。

これからの主流は「MIインプラント」

痛みの少ない治療、そして患者さんの身体への負担を極力抑えていくという取り組みは、もはや歯科治療では必須条件かもしれません。
低侵襲という考えは今から約20年近く前から始まっていました。2000年には国際歯科連盟という世界規模の組織が、治療方針として「本当に悪くなった部分だけを必要最低限の治療=低侵襲で行う」というMI(ミニマルインターベーション)という指標を打ち出しました。

特にインプラント治療は、一般の歯科治療と比べると、身体への負担やダメージが大きい治療です。ですから治療を受ける側の患者さんの負担を減らすというMIインプラントという治療方針はとても大切なことなのです。
低侵襲治療によって患部の痛みや腫れをより一層軽減するというのは、患者さんにとって、ストレス少なく前向きに治療に臨むための、重要な治療方針となるでしょう。

主なMIインプラントの治療法

フラップレスオペレーション

歯茎を切開せずにオペを完結させる方法です。
インプラント体を埋め込むには、サージカルテンプレートと呼ばれるマウスピースのような専用のガイドを使用します。
歯茎の切開や縫合処置が不要になるため、手術時間や治療回数が短縮でき、出血・腫れ・痛みなどを大幅に低減できます。

グラフトレスオペレーション

骨量不足による骨移植や骨造成が必要な場合でも、ショートインプラントや傾斜埋入、オールオンフォー(all on 4)を使用して治療する方法です。
骨移植・骨造成手術をした場合は、だいたい半年くらいの治療期間を経てからインプラント手術を行います。グラフトオペレーションならば、一般のインプラント手術と同じ期間で治療できます。
また、身体的な負担はもとより骨移植・骨造成による感染リスクを回避できるといったメリットもあります。

高い技術レベルが求められる低侵襲治療

インプラント治療技術は日進月歩で進化しており、日々新しい技術が開発されています。 たとえば現在は、インプラントを意図的に傾斜させて埋入したり、既存の骨を利用したりして骨移植を避ける方法などが開発されています。
これまでは、患者さんの骨が少ない場合などは全て骨移植しなければならなかったわけですから、治療技術も格段に進歩したと言えます。
しかしこれほどの技術革新が進む現在もまだ、インプラントにおける低侵襲治療では、常に高レベルの技術力が医師に求められています。

MIインプラントによる低侵襲治療は、患者さんにとって圧倒的にメリットのある治療です。懸念点があるとすれば、低侵襲治療は簡単ではないことです。
たとえば前述したフラップレスオペレーションでは、歯肉を切開・剥離をせず、縫合も不要になります。術後の痛みや腫れが少なくて済むので、まさに低侵襲治療と言えるでしょう。
しかしインプラントでは、抜歯した部位が完全に骨再生ができていない状態も多く見受けられます。フラップレスでは、埋入する位置や深さ、角度がよくわからずに施術することになるので、難易度が格段に上がってしまいます。

また、グラフトレスオペレーションでは、骨移植や骨造成をせずにインプラントを埋め込むということになるので、極めて高度な術式です。こうしたインプラント手術が多い現状では、歯科医師に高度な施術レベルが求められるのは言うまでもありません。

ですからクリニックを選ぶ際、低侵襲の治療法を行っているから、といって安易に飛びつくと、思わぬトラブルになってしまうこともあるので要注意。
低侵襲治療を行うべきかどうか、またMIインプラントに長けた技術力を持つ歯科医師かどうかを見極める目も必要になってきます。

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