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インプラントの失敗、 その理由とは

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こんな人でもインプラントできる?

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インプラント治療が受けられない人と、その理由とは?

欠損歯の歯科治療が必要な人にとって、とても頼もしい治療法であるインプラントですが、インプラント治療ができないケースもあります。特に全身疾患を患っている方は要注意。以下の既往歴があったり、現在治療中だったりする場合は、歯科医師だけでなく、かかりつけの医師にも相談してください。
なお、顎の骨や厚みなどがどんどん変化していく成長期の子供もインプラント治療が出来ません。また、妊婦さんもNG。治療中に抗生物質や痛み止めの薬を服用することになるため、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼしてしまう可能性があるという理由からです。出産や授乳が終わる頃まではインプラント治療はやめておきましょう。

インプラント治療ができない6つのケース

糖尿病

糖が細胞内に取り込まれないため、カラダに必要なエネルギー源の補給ができず、組織細胞に障害が発生してしまう糖尿病。この病気を患うと免疫系の働きが悪くなり、傷が治りにくかったり、細菌感染への抵抗力が低下してしまいます。
インプンラントは外科治療なので、手術リスクが上がってしまうため糖尿病の方の治療は好ましくはありません。インシュリン依存性の糖尿病を患い血糖値のコントロールが上手く機能できない場合は、避けた方が懸命でしょう。
ただし、全ての糖尿病患者がインプラント治療できないかといえば、そんなこともありません。
特に重度の糖尿病患者や若年性糖尿病の方以外で、血糖値がうまくコントロール出来てさえいれば、十分インプラント治療は十分可能になります。

心臓病

普段から息切れがしたり、不整脈がある方は要注意です。さらに心不全を伴う重い心臓病の方もインプラント治療は受けられません。
不整脈治療でペースメーカーなどを装着している方や心臓弁膜症の治療で人工弁置換手術を受けた人は、口腔内にある細菌が人工物に付着してしまい、感染症心内膜炎を引き起こす可能性があります。こうしたリスクを避けるためにもインプラント治療は行わない方がよいでしょう。
心筋梗塞を患ったことがある方の場合は、発作があってから半年以上経過しているならばインプラント治療が行える場合もあります。かかりつけの医師に相談し、判断を仰ぎましょう。

肝疾患

急性肝炎や肝硬変といった重度の肝疾患を患っている人もインプラント治療を受けるのは危険です。特に肝硬変などは、血液中にあるタンパク質が肝臓内で合成することができにくくなります。こうなると血液を固める作用がに支障をきたしてしまうのです。
インプラント治療では出血を伴う手術が必要になってくるため、止血が追い付かず、血が止まらなくなってしまっては一大事です。肝疾患がどの程度深刻な度合いかどうか、自分で判断するのは難しいので、インプラント治療できるかどうかは、検討する際にかならず医師に相談・確認してみてください。

腎疾患

腎疾患も免疫力が低下してしまう病気のため、傷が治りにくいものです。重度の腎疾患で血液透析を受けている場合は、骨が脆くなっている可能性もあるため、インプラント治療は望ましくないでしょう。

高血圧症

インプラント治療中は、極度の緊張からどうしても普段以上に血圧が上昇してしまうものです。もし高血圧気味だったり、高血圧症を患っているならば、それが原因でインプラント治療中に脳梗塞や脳出血といった合併症を引き起こしてしまう可能性があります。
高血圧傾向があるからと言って絶対にインプラント治療ができないわけではありませんが、普段から高血圧症のための薬を服用したり、治療をしている方は注意が必要。高血圧症の場合、主治医に相談するのはインプラント治療を受けるための必須条件となります。

骨粗しょう症

重度の骨粗しょう症になると骨密度が低下し、骨がもろくなっています。インプラントは人工歯根を骨に埋め込む施術ですので、骨粗しょう症を患っている方は注意してください。
顎の骨に穴を開ける手術を行うので、骨に問題を抱えていると失敗するリスクが高まるのです。

以上に挙げた6つの代表的な病気や持病がある方は、インプラント治療ができない可能性があります。
ただ、インプラント治療の可否には明確な基準が決められている訳ではありません。上記のような持病を抱えていたとしても、絶対にインプラント治療ができないわけでなく、個々人の状態や病状によって個別に判断されます。
病気の程度や経過具合、治療によってはインプラント治療が受けられるケースも多々あります。
まずは、持病や症状、気になる身体の状態がある方は、必ずインプラント治療前にかかりつけの医師に相談してください。もしかかりつけの医師が『OK』と判断した場合も、インプラント治療を担当する歯科医にも、同様に申告・相談を行うようにしてください。

インプラント治療を行うことで身体に大きな負担がかかり、取返しのつかない事態になることを防ぐために、かかりつけの医師とインプラント治療の担当医師が連携して治療にあたる必要があるのです。

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