このサイトは 「KU歯科クリニック」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
機能性はもとより審美性も求められる前歯のインプラントでは、他の歯以上に慎重な治療が必要となります。だからこそ、たとえ機能性は十分でも審美性が損なわれた前歯のインプラントは、失敗と考えるべきでしょう。
前歯のインプラントは、他の歯に比べて難度が高いと言われています。その理由として、以下の3つが考えられるでしょう。
人の第一印象さえ決めかねない前歯。機能性だけではなく、歯肉とのバランスなど審美性が求められる治療となるため、歯科医師にとっては難度の高い治療とされています。
前歯の位置にある顎の骨は、奥歯に比べると薄めです。インプラントを支える骨が薄いこと自体、治療の難度を上げています。
歯肉退縮とは、歯茎が後退していく症状のこと。インプラントを受けた前歯には歯肉退縮が起こりやすく、審美性に問題が生じることがあります。
前歯のインプラントに見られる主な失敗例には、以下の3つがあります。
歯茎の薄い患者がチタン製のアバットメントを装着すると、歯茎からチタンが透けて黒ずんで見えることがあります。
歯肉退縮が進行すると、インプラントの歯だけが長く見えてしまうことがあります。
骨の薄い前歯にインプラントを埋入すると、骨がインプラントを十分に支えられずぐらぐらと揺れてしまうことがあります。
他の歯に比べると難度が高いとされる前歯のインプラント。失敗を避けるための注意点を3つ挙げます。
前歯のインプラントの症例が多いクリニックを選びましょう。症例数が不明な場合には、日本口腔インプラント学会専門医や指導医の資格を持った歯科医師を選ぶようにしてください。
歯を喪失してから期間を置くと、骨吸収(顎の骨が減る現象)が起こり、インプラントが難しくなります。歯を失ったら、早めにインプラントを検討することが大切です。
たとえば骨吸収の進んだ患者がインプラントを受ける場合、事前に骨造成処置を受ける必要があります。骨造成処置は、インプラントとは別の治療となるため、治療費の総額は高額となるでしょう。
治療を申し込む際には、単にインプラントだけの治療費に注目するのではなく、「総額でいくらかかるのか」を明確にして検討する必要があります。
今から8ヶ月ほど前に、前歯のインプラントを受けました。以来、歯茎が上にめくれ上がり、とても醜い状態となっています。なおかつ、8ヶ月経った今も、治療を受けた箇所が痛みます。
治療を行った医師に相談したところ、「歯の骨と歯茎が少ない場所へのインプラントなので、このような結果になる」とのこと。しかも手術前に、その説明を私に行って同意を得ていたとの回答でした。
別の歯科医院で相談したところ、インプラントを埋入した位置が外側だったことが原因との診断。手術の失敗だと言われました。
インプラントを行った医師に、術前のCT画像やカルテを送ってもらうよう依頼しましたが、まったく音沙汰がありません。再治療の費用を考えると、このまま泣き寝入りになってしまいそうです。