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削らない歯科治療として脚光を浴びたインプラント治療。ですが、骨に穴を開けたり外科手術が必要だったりと、大掛かりな治療のイメージがありますよね。痛そうだな、怖いな、と感じてなかなか治療に踏み出せない人もいるでしょう。
ですがインプラント治療は、単純なケースであれば、親知らずを抜く時よりも簡単で身体への負担も少なく済む場合があります。
このページでは、インプラント治療での痛みや不安、恐怖心を取り除くためのケア方法についてまとめました。
インプラント治療で痛みが発生するのは、おもに外科手術の時と手術後の2~3日間、そして抜糸時でしょう。骨移植をした場合や痛み止めが効かない時などには、7~10日前後痛みが続くこともあります。
インプラントは顎の骨に穴を開ける外科手術ですので、なんだかとても痛そうに感じますが、心配には及びません。手術中は麻酔がしっかりと処置されます。麻酔注射を打つ時には、チクッとした痛みがあります。
手術自体は1本につき約30分もあれば終了しますので、痛みはほとんど感じることもないでしょう。奥歯の部分のインプラント手術は麻酔が効きにくいことがまれにありますが、歯科医の方でも麻酔の効き具合については心得ているので、きちんと麻酔の調整をしてもらえるはずです。
それでも麻酔の痛みがどうしても心配だったり、人一倍恐怖心が強いなら、手術中の緊張感や恐怖感を和らげるために、医師に「静脈内鎮静法」を相談してみるのも良いでしょう。
「静脈内鎮静法」とは、点滴で鎮静薬を投与して、気分を和らげたり、痛みを感じにくくさせる麻酔の一種です。よく胃カメラや大腸内視鏡検査でも使われていて、半分寝ているような状態になるので、痛みや不安を感じにくくなります。
全身麻酔よりも身体への負担が少ないといった利点がありますが、歯科医院によっては「静脈内鎮静法」を扱っているところといないところがあるので、試してみたい方は遠慮せずに診断時に相談してみましょう。
手術時よりも術後2~3日間の方が、痛みを感じることが多いかもしれません。ただ、クリニックから痛み止めの服用薬や座薬などが処方されるはずですので、きちんと服用していればあまり痛みを感じずに治っていく人も多い期間です。
一概に全ての人に痛みが発生するというわけでもなく、痛みについても個人差はあります。もしひどく痛みを感じるようならば、すぐに歯科医に相談しましょう。なんらかの不具合やトラブルが起きている可能性もありますし、そうでなくても、痛み止め薬の量を増やしてもらったり、傷口の再処置などで痛みを和らげてもらうことは出来ます。
手術後、歯茎を縫った糸を切って取り除く抜糸時にも、ちょっとした痛みを感じるかもしれません。ただこちらはあまり心配するほどの痛みは感じないでしょう。どうしても不安ならば表面麻酔などを塗るという方法もありますので、こちらも施術前に歯科医師に相談してみてください。
また単純なインプラント治療で済めば良いですが、骨や歯茎を移植したり、人工の骨を使って骨の厚みを補うサイナスリフトや、上顎の骨に厚みが足りない時の処置であるソケットリフトを治療時に行う場合は、それぞれに痛みや腫れが発生しやすくなります。こうした治療が必要な場合の痛みや対処法についても、しっかりと事前に確認しておくことをおすすめします。
直接的な痛みは、ある程度麻酔や服薬などで和らげることができます。ですが、本当の意味での患者さんのストレスは解消されるのでしょうか。ただでさえ歯科治療を受けるのは気が滅入ってしまうもの。その原因は、やはり痛みへの漠然とした心配や恐怖が大きいのではないでしょうか。
患者さんのそうした心の不安を出来る限り取り除くことが出来れば、インプラント治療に前向きに取り組めるはずです。そのためには治療方針の丁寧な説明を始め、患者さんへのインフォームドコンセントに積極的に取り組んでいる歯科医の存在が必要です。
歯科医との信頼関係を築いていければ、痛みへの恐怖や心配はずいぶん軽減されるはず。何をされるかわからない・どうなるかわからない状態で物事が進んで行くことほど、不安に駆られることはありませんよね。
だからこそ、治療のゴール(目標や到達点といってもいいかもしれません)を明確にし、そこにいたるまでの不安要素をひとつひとつクリアにしてくれる、患者さんの不安に寄り添ってくれる真摯な歯科医師やクリニックを探す必要があります。
医師との信頼関係が築けていれば、恐怖は減り、安心して治療に向き合うことができます。これこそが、痛みや不安感を拭い去る一番の原動力になるはずです。