インプラントの術式~切開法とフラップレス~
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インプラントの術式を大きく分けると「切開法」と「フラップレス」。それぞれの術式の違いとメリットを確認してみましょう。あわせて、近年、歯科医療の現場で広く見られるようになった「ALL-ON-4」もご紹介します。
切開法
インプラント治療で一般的に行われている術式が、切開法です。歯肉をメスで切開してインプラントを埋入します。
切開法の術式
- 1.インプラントを埋入する部分の歯肉を、メスで切開します。
- 2.顎の骨を露出させ、専用ドリルで骨に穴を開けます。
- 3.骨の穴にインプラントを埋入し、歯肉ですべてを包み込む形で縫合します。
- 4.約6ヶ月後、改めて歯肉をメスで切開しインプラントを露出させます。
- 5.露出したインプラントにアバットメント(土台)を付け、その上に上部構造(被せ物)を装着して完了です。
切開法のメリット
- 適応範囲が限られるフラップレスに比べ、多くの症例において適応可能です。
- 医師が視認しながら手術を行うため、術中のリスクを下げられます。
- 症例数の多い術式のため、インプラント歯科医の間で知識・技術が安定的です。
フラップレス
歯肉を切開せずにインプラントを埋入する術式が、フラップレスです。歯肉パンチで開けた穴からインプラントを埋入します。
フラップレスの術式
- 1.インプラントを埋入する部分の歯肉に、歯肉パンチで穴を開けます。
- 2.穴から専用ドリルを挿入し、さらに顎の骨に穴を開けます。
- 3.骨の穴にインプラントを埋入します。
- 4.インプラントの先端に上部構造(被せ物)を装着して完了です。
フラップレスのメリット
- 切開法に比べ、手術の時間や回数を減らすことができます。
- 歯肉を切開しないので、切開法よりも出血量が減少します。
- 切開法に比べ、術後の腫れ、痛みなどが軽減します。
ALL-ON-4
ALL-ON-4(オール・オン・フォー)とは、総入れ歯の患者や、多くの歯をなくしている患者に対して適用が検討される、とても画期的なインプラントです。
従来、多くの歯を失っている患者にインプラントを行う場合には、失った歯の数だけインプラントを埋入する必要がありました。
しかしながら、たとえば20本の歯を失っている患者に対し20本のインプラントを行うことは、体への侵襲の問題や患者の経済的負担などを考えると、決して理想的な治療法とは言えません。
ALL-ON-4は、多くの歯を失った患者に対し、わずか4本のインプラントを埋入させることで、すべての歯を復活させる方法。4本のインプラントを土台にし、その上にすべての歯を装着する治療法です。上下の歯をすべてALL-ON-4にした場合、合計8本のインプラントですべての歯が再建できます。
通常のインプラントに比べ、費用を大幅に削減できる点や、手術の当日から食事を摂ることができる点が大きなメリット。総入れ歯に代わる画期的な治療法として、近年、歯科医療の現場に徐々に拡大してきました。
患者さんにとって一生ものの大切な歯を、
ストレスのない快適な歯科治療で支え続けたい。
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理事長 梅田和徳
- 歯学博士
- 日本歯科大学新潟生命歯学部 口腔インプラント科臨床講師
- 日本歯科大学附属病院 総合診療科 臨床講師
- 日本口腔インプラント学会認定「口腔インプラント専門医」
- ISOI(国際口腔インプラント学会)及びDGZI(ドイツ口腔インプラント学会)日本支部認定「Clinical Oral Implantology(認定医)」
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ひとりひとりの患者さんにとって、一生ものである歯。だからこそ、安易に神経を取ったり削ったりせず、いかに天然歯を保存して健康な口腔内を取り戻すかこそが、本当に求められている歯科治療だとKU歯科は考えます。私たちは“One Tooth One Life”をモットーに、オールセラミック治療やインプラント治療などを、総合歯科クリニックとして手掛けてきました。技術力だけでなく、これまで歯科治療につきものだった「痛み」や「苦痛」をなくすことを目的とした治療の推進、明確な治療計画の公開や丁寧なアフターケアなど、患者さんの心に寄り添った“ストレスのない歯科治療”を提供できるよう、日々尽力しています。
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